
先週19日午後、「エルドアン大統領の最大の政敵であるイマモール・イスタンブール市長を汚職などの容疑で拘束した」というニュースが流れ、トルコリラ円は一気に3.5円ぐらいまで下落しましたね。
現在は3.90円ぐらいまで戻してきていますが、ドル円が再び150円を目指す動きになっているのでトルコリラ円も4円台に復活するかもしれませんね。そのあとまた下がるかもしれませんが、個人的には4円台に戻ってくれると今後の予想などもしやすくなりそうだと思っています。
ここでよく見てほしい値動きのポイントとして、トルコリラ円が3.5円ぐらいの安値を付けたあと3.9円ぐらいまで約40pips(約11%)の戻しになっていることに対して、ほぼ同時期のドル円は150円付近から148.20円ぐらいまで下がったもののそこから149.65円ぐらいまで約120pips(約1%)の戻りとなっている点です。
普段は短期的な動きとしてドル円につられるようにトルコリラ円は似たような動きをしますが、ドル円の値動きに対してトルコリラ円の割合は下降で4%、上昇で3%を目安とした場合、トルコリラ円が単独で大きく動いたという状況の時に3.5円から3.9円まで戻したということは4.0円が大きな節目になると見ています。
つまり、今回のことで見えてきたことは、
- トルコリラ円の「スワップ狙いの買い」人気はまだまだ継続。(笑)
- トルコリラ円は3.5円まで下落後、4円台を目指して戻しているということで現状では4円台が大きな節目と考えられる。
- ドル円が下がりきらない、ドル買いがまだまだ衰えていないということを踏まえるとトルコリラ円の一時的な下落があってもそれほど気にかけなくても良い。(いつかは4円台に戻るかもしれない)
と考えています。
以上のようなことが見えたことで、ドル円の150.0円を基準にそこからどれぐらい下がるか、あるいは過去の150.0円より下のサポートラインを確認していくつかの候補を検討し、ドル円とトルコリラ円の値幅の割合を考慮してトルコリラ円の下値を探れます。
また、先日の記事で2025年のスワップ予想やトルコリラ円の為替レートについて書きましたが、その予想ではトルコリラ円の2025年内の安値を3.50円としていて、それがすでに達成されてしまいました。しかしながら、今回の戻りの動きを見るとその予想を大きく覆すまでには至っていないと考えています。
一つの仮定として、今のところは3.50円を下回った動きにならない限り、4.0円へトライする動きは今後も継続すると見ていて、逆にいうと3.50円は押し目買いのポイントになると思います。
ただし、トルコの政策金利については、CPIなどを見ながら金利を下げていきたいという思惑があるのでトルコと日本の金利差の縮小によるスワップポイントの縮小とトルコリラ円のベアトレンドは継続中ということを踏まえつつ、下落が続いたとしても慌てることなく、資金管理をうまく行い強制ロスカットにならないように資金に余裕をもたせたトレードを心がけていくことが重要だと思います。