プロフィール

以前はfc2ブログで書いていましたが、私のFXトレードの集大成的な意味も含めて過去の分を整理しつつ更新していこうと思っています。

プロフィールはただ書いただけではおもしろくないので、経歴やトレードに対する向き合い方など、どんな経験をしてきたか、どんなことを考えながらしてきたのか、どうして継続できたのかなど、そういった観点からも参考にしていただけるよう書いています。

FXを始めたきっかけ

2001年に脱サラし、実家のある田舎に戻り、パソコン関係の仕事やホームページ作成の仕事を自営業として始めました。が、なかなか仕事はうまく進まず、手っ取り早いところで2005年冬に株に手を出し始め、半年であっという間に大事にしていた退職金の半分をなくし、アワワアワワ状態になり。。。

その後しばらくしてから、一緒に株を始めた友達が「FXってどうだろ?」という話になり、いろいろ調べ始めたら株よりはなんとかやれるのではないかとなんとなく思ったことがきっかけでFXを2007年5月から始めました。

FXの仕組みなどを含めいろいろ調べてる時に「システムトレード」という単語を目にし、MT4と出会い、そこからいろいろなシグナル系のインジケーターを入れては試し、消しては次のものを試し、それを繰り返すといういわゆる聖杯探しがいきなり始まりました。(笑)

「システムトレード」はとにかくEAに代表されるようにルール通りに取引することなので、プログラムは作れなくてもルールを作ってそれで儲けられたら楽チンじゃん!と思ったわけです。8割システマチックに2割は裁量という形です。

たとえば、移動平均線の短期と中期がクロスしてシグナルが出たらエントリーなんだから簡単じゃないかーーと最初は喜んでいたのですが、そんな簡単に勝てるはずもないですが、最初は運よくいけそうな気がしてました。
気のせい。(笑)

そして、徐々に限界を感じ始め、改めてMACDやストキャスティクス、一目均衡表、ボリンジャーバンドなどなど、ごくごく一般的に知られているものを使ってみたり少しずつ勉強を始めました。

そもそもこの時点で始め方を間違えていたんですけどね。

値動き(ローソク足)を中心に考え、インジケーターはあくまで補助指標であるという理解をしていなかったのです。

淡々と楽にシステマチックに

私は、ずっと独学でFX会社主催のセミナーなどにも参加したことがなく、勉強は全てネットからの情報がメインで、買った本といえば、「MT4入門」、「私のFXバイブル」というMT4のプログラミングやFXの基本的なことが書かれたもの、この2冊だけでした。(その後、著名な方の本などをむさぼり、20冊ぐらい読みました)

インジケーターにこだわりすぎた理由はどうしてもシステマチックにトレードしたかったのです。
なぜなら、淡々と楽にトレードしたかったから。

このシステムトレードにこだわったせいで、ある意味聖杯探し的な流れにはなりましたが、検証することができたり、資金管理、リスク管理についても自然と考えられるきっかけになりました。

テクニカル分析を勉強してしっかりルールを作り上げ、自分なりのルールを持てるようになれば適当なところで手を出すこともなく、値ごろ感とか余計なことを考えることもなく、熱くなったり凹んだりすることもなく、躊躇せずに取引でき、どの通貨ペアを選んでも対応しきれる、と考えていました。

「淡々と楽にシステマチックに」
この言葉が自然と自分のモットーになりました。(笑)

トレードを検証

システムトレードに限らず、トレードを行うにあたり大事なこととして資金管理やリスク管理、取引結果を元にもっと具体的な自分のクセや傾向を知るために、もっともっと具体的な検証をしないといけない、どれぐらいのリスクがあるやり方をしているのか、どれだけ儲かるやり方なのだろうか、という数字の分析をし始めました。

以下はその項目です。
取引回数、勝数、負数、勝率、損益合計、総利益、総損失、平均利益、平均損失、最大利益、最大損失、最大連続勝数、最大連続負数、Prfofit Factor、Risk Reword。

これらのデータをExcelにとりあえず、過去半年分を手入力しました。
実際に検証してみたら、こんなもんかぁってショックでしたね。
自分ではもっと勝ってるつもりでいたんですが、完全な気のせいでした。(笑)

その頃の取引方法としてはQQEやVQといったその頃MT4のインジケーターとして有名だったものを利用して、基本的にはシグナルが出た時に移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンドのセンターラインを確認しつつエントリー、あとはOCOでほったらかしというやり方でした。

ただし、このやり方は完全な短時間の順張りルールだったので、その後、レンジ相場だと判断できるような時はあえて避けるようにしました。この頃の勝率は6割ぐらいだったと思います。

それでもルール違反をしたり、設定したストップにかかる前に損切りしたり、ルール通りに長く待てずに早く利確したり、待たなくてはいけないところを待てずにという取引があり、毎月コンスタントに利益を出すのはなかなかできませんでした。

「もっと淡々とやらなくては・・・」
既にこの時・・・FXを始めて1年半以上経過してました。。。

なにか方法があるはず

ですが、凹むこともあきらめようという気持ちも意外と無かったです。なぜかというと、とにかく「何か方法があるはず、何かをどうにかしよ。」そんなふうに考えることでいっぱいでした。

それでやはり思ったことは「ルール通りに取引していれば、6割強の勝率でできるわけだからその通りやればいいじゃないか。その通りにやっていれば利益はもっと増えてたはず・・・」

数ヶ月程度のバックテストや検証ではきちんとしたデータは取れないものだと理解していたので、とにかくとにかく凹まずに勝てる方法を模索するだけでした。

悪い取引があっても、それは繰り返さなければ良い、ルール通りに損切、利確した良い取引があればそれはそれでOK。

この頃は凹むことより考えてる時間が楽しかったんですよね。相場相手に凹んだり熱くなったりするのは無駄な時間だと思います。それよりも真摯に相場に向き合い、うまくやれる方法を探す方が先決。

ちなみに私はメンタル論についてはそれほど騒ぐようなものとは思っていなくて、逆にメンタル論はそこまで必要はないと思っています。

とにかく考える、とことん考える。そしたら凹んだり熱くなってる時間は自然となくなっています。

タラレバも禁止。これは一番ネガティブな精神状態に陥りやすいと思います。
また、結果論でいろいろ言ってもあとの祭り。それも無駄な時間ですから。

あの時こうやってたらとか、こうやってればとか考えるより、あの時、ローソク足はこんな形をしていて、このインジケーターはこんな形だったから、そういう時はどう判断すべきか、ローソクの形がこんな形の時はこうしよ、といったことを考えるほうが優先。

2年目のこの頃にはローソク足を中心にチャートから読めることをどう理解するか、どう使いこなすか、確率的に高い判断の仕方があるはずと思いながら進めていました。

得意なパターンを探す

そして、ルール通りに取引はしてみたものの、やはり、バックテストのようにはうまく行かない。これも想定内でした。

そりゃそうですよね。相場は毎日違う動きをしますし、ボラティリティの大小や、レンジ相場でも広めのレンジ相場だったり、狭いレンジ相場だったり、トレンドが出ている状態でも戻りや押しが大きかったり小さかったりするわけですからね。

そんな相場を見極めつつ、自分の得意なパターンや苦手相場をうまく切り分けないと負けっぱなし!もっと頭使え!と自分に言い聞かせ・・・(笑)

また、基本的に私はトレンドフォローという形はずっと変えずにトレードしていました。逆張りトレードとか浮気もせずに。(笑)

そして、インジケーターも活用できているものもあればできていないものもあり、ボリンジャーバンドはなんとなく見てるだけであまり活用してないな。。。とか(笑)。
インジケーターの断捨離を行うこともしました。

いろんなインジケーターを使ってみると似たようなインジケーターを見つけた時に、こんな使い方すればいいんだなとか、こんな見方をすればいいんだなとか、それだったらこっちの方がわかりやすいな、というように気づきがあったりもしました。

たとえば、移動平均線もただトレンドの方向を見るためのものではなく、組み合わせしだいで別の使い方や見方があったりするなと思ったり。

ただ、いろいろインジケーターを入れすぎると逆に迷ったりすることになるので入れすぎても良くないですよね。邪魔なものはとっとと削除し、シンプルに判断できるものだけにしてしまった方が良いと思います。

その後に使い分けるのもいいと思います。たとえば、エントリーはこれとこれの組み合わせで判断、エグジットはこれで判断とか。

リスクリワード

2年目の途中・・・引き続き検証は続けてました。

取引結果を分析することによって、自分のストップ幅が適正なのかどうか、平均利益がどれぐらいかがわかり、そのことが資金を減らすだけのものなのか、少しでも増えて行くものなのか考えることができました。

リスクリワードを把握することでリスクをどれぐらい常に抱えて取引しているのか、損失に対してどれぐらいの利益を狙っているのか、それが目に見えてわかります。

リスクが大きい割に利益が小さいのでは効率的にあまり良くない。スキャルピングであればそれで良いかもしれませんが。

リスクが小さくて利益を大きく狙えるような取引であればそれが一番いいと考えていました。そうすることで取引してる中で楽に淡々と安心してチャートを眺めていられると思ったからです。

損切を考える

皆さんは損切はどんな判断でされていますか?

損切は小さくして利益は大きく狙うというのが理想的だと思いますが、それがなかなか難しくてうまくできません。

損切したあとで、逆にストップ幅を広くしてればストップにかからずに儲かってたなんていうケースもありますよね。しかしながら、そんなふうにばかり考えていたのではキリがなくなってしまいます。

デイトレードではポジションをホールドする時間的な制約も受けます。
一日の中で自分がトレードする時間帯だけでエントリーからエグジットまでしなくてはいけない。

そうなると、デイトレードでは時間が不足することも考えられたので私はここで損切すると決めたらそこでスパッと切る方を選びました。それが固定の損失幅であったり、サポート、レジタンスやインジケーターなどの何かを目安にしたりします。

そう決めて損切されたらされたでそれは納得してキッパリと気持ちに区切りをつけ、次のトレードのチャンスを待ちます。この気持ちの切り替えがトレーダーにとってはとても大事なことだと思います。

ストップで切られても入りなおすチャンスがあるのであれば、入りなおしてチャレンジして良い結果が出るのであればそのやり方を考えた方が良いと。

要は損切りしても自分が納得する損切をしたい、すればいい、それが大切だと感じました。そして、決めたことは守る。そうしていれば、また挽回のチャンスは必ずくる!

また、デイトレードの場合は、一度のトレードや一日のトレードでどれぐらいの損失までを許容するのか、あるいは連敗、負けた回数などを考えたほうが良いと思っています。

それを超えたら、その日のトレードを休むか、時間帯を変えてまた相場に臨む。その間に相場分析に時間を使ったり、趣味に時間を使ったほうが優雅に過ごせると思います。

想定外のことが起きたら

たとえば、バックテストでは最大連敗が6連敗あったとします。実際に取引している時に6連敗しても、それは「想定内のことだと思えば良いのだ!」と考えるだけです。
実際には7連敗、8連敗するかもしれない。そこを6連敗で止められるかどうかも成長のポイントになるような気がします。

7連敗、8連敗してしまうのではなく、6連敗までは想定し、躊躇せずにそこでやめることを考える余裕は持ちたいと思っています。

想定外というのは自分の責任によるもの、自分の責任外によるものなどがあります。

6連敗は自分の想定内としたら、7連敗、8連敗は想定外でイレギュラーな行動をしていりる自分の責任によるものです。それが資産の損益にどう響くかということを考えれば6連敗で止めたほうが合理的だと思います。

自分の責任によるものならいくらでも改善方法はあります。簡単に改善できるはずですが、それに対して真摯に向き合えるかどうかだと思います。

そして、決めたことは守り、ルール通りにやれば必ず資金は増えるという確信を持ちながらトレードすれば負けようと勝とうと淡々とできるようになるはずと思いながらトレードしていました。

自分以外の責任による想定外のケースとしては、急に大きなニュースが入ってきて相場が荒れたり、トレンド方向が変わったりした場合に対しては逆指値を必ず入れておくことをクセにしておけば、逆指値どおりに決済されなかったとしても大きな損失になることはありません。

負けても想定内(ルール)のことは想定内として受け入れ、淡々と取引することができればトレードはやりやすくなります。

そして、FXを始めてから3年目。

とりあえず、月単位では利益の大小はあるものの、毎月プラスで終われるようになりました。
この頃には、すでにQQE、VQは使うことはやめていて、マルチタイムフレームの移動平均線を利用した独自のルールを模索、検証しながら現在の形に近いトレードになりつつありました。

インジケーターをいろつろ使うのは良いことだと思います。自分との相性もありそうな気もします。
いろいろ使うといっても、一日二日ですぐ変えたりせずに最低でも1カ月お試しです。
すぐにインジケーターを変えたり手法を変えたりするのは意味がありません。

シグナルがあったほうがいいな、というのは今でも変わらず。。。(笑)
余所見をしてたり、テレビを見てたり、本を読んでたりしていても音やメールで知らせてくれたら、
チャンスを逃さずに済みますから。(笑)

我慢強く!

ファンダメンタルズや逆張りが苦手でした。
私にとってはテクニカルでシステマチックに順張りで行う方法が楽チンと考えていたので、エントリーポイントやエグジットポイントをどういうルールにするのか、とにかく勝てる確率の高いポイントで順張りエントリーすれば、利益は小さくなったとしても損も少なくて済む。

それは人それぞれ利益の取り方やリスクの取り方、短中長期のトレード、などなどいろんな思惑があるので一概にここが一番いいというのはないと思います。

ただ、そのタイミングになるまでとにかく待つこと。

ガチガチのルールでは息苦しくなったり、勢いのある時に乗り切れなかったりするので、ある程度曖昧な部分は残しておいて、基本的なエントリー、エグジットのポイントは抑えておこう、そう思いました。そして、じっくりそのタイミングになるまで待ち続けること。

それでなければ検証と同じ結果、全く同じにはならないが良い方向の結果にならない。
とにかく我慢我慢でした。

「我慢強く!次がある!」

それが身に着くまでは、ずっとチャートを眺めてるがためにちょっとした雰囲気や値ごろ感でそろそろ上がるだろう、下がるだろうで手を出した時もありました。

しかし、それではせっかく考えに考えたルールが意味のないものになり、失敗トレードに終わったら無駄な投資、無駄な時間になってしまうだけですよね。それなら、本を読んだり、テレビ見たり他に好きなことをしてたら有意義に過ごせます。(笑)

「無駄に資金を減らすことはない」

為替市場がいきなり本日限り!なんてこともないわけですから、一年を通して取引できる時間はたくさんあるわけで、その日だけの負けにこだわって取り戻そうと考えたりするのは愚の骨頂だと自分を戒めました。
負けは負けでも納得した想定内の負けなら、普通に取り戻せるチャンスが必ずあると自分を信じ。。。

そして、だんだんとルール内容が更新され、トレードに対する心得も書いてみたりといった日々は続きました。。。

順張りとOCOで楽チン

FX歴3年目ぐらいから毎月コンスタントにプラスで終われるようになったわけですが、
週ベースで見たら、負ける週もある感じでした。

順張りでとことんやる!これはずっと守り続けていて、たま~~にちょっと魔が差して逆張りすることもありましたが、チャートを眺めていると順張りで慣れてる私にとって逆張りはハラハラドキドキものです。(笑)

15分足を見ていれば、移動平均線やらいろんなものが「上だ上だ」とチャートが語りかけてきているにもかかわらず、そこでショートを入れる。これは。。。私のノミの心臓では耐えきれませんでした。(笑)

「早く下がれ~~~。。。。あ。。。やっぱり上がるのか??・・・・・・」

こんなことを考えながらチャートを眺めていたのではとてもとても冷静になんてできないなと。。。
やはり、チャートを安心して見ていられる、我慢していられる、そういう状態で取引をし、チャートを眺めていられたらとても楽だなと。

あとはOCOでほったらかし。これは楽チン♪
そんなこんなで、だいたいの楽チントレードが出来上がりました。

ただ、OCOでほったからすというやり方は楽チンではあったが、ターゲットを見つける方法がよくわからず、ヘタクソのクソバカだったのでOCOにしていたというのはそんな理由もあります。
ターゲットがわからない人は、OCOでこれぐらい取りたい、あるいは取れると思っているならそれでほったらかしにするか、欲張らず5~10pでエグジットしてしまうようなやり方もありかと思います。

私の場合は、運よくOCOで放置するというやり方でも意外とコンスタントに利益を取ることができました。
その時の相場がルールによく合ったというだけのことですが。

そして、ふとしたことから自分のルールを見直すことになります。
OCOからの脱却です。

そして、現在・・・

私は同時に複数の通貨ペアを持つやり方はめったにせず、ユーロドル、ユーロ円、オージードル、オージー円のいずれかから一本釣りがほとんどでしたが、現在はドル円もプラスして同時に3通貨ぐらいは持つことがあります。また、エントリー時に連打することもあります。

複数通貨を持たない時、結果的に「あああ、あっちの通貨のほうが良かったかな」とか思う時はありますが、それは数ある取引の中でわずかな回数なので気にしないことにしています。

また、分割決済やナンピンはデイトレードではあまり意味がないと思うのでしません。これは当初からずっと変わっていません。

そして、これもまた変わらない考え方ですが、1トレードで平均40pips取れればOKで、月トータルでは800pips/1通貨あたり取れれば幸せです。これは自分のルールの検証結果を分析した結果です。

OCOでほったらかしを基本にしていることも変わっていません。OCOでほったらかすのはとても楽なので。

現在はOCOを入れつつも利益を伸ばせるところはもっと伸ばすやり方をするようにしたり、ターゲットまで伸びない形にならないと判断できたときは躊躇せず利確するようにしています。

損切も同様でOCOで-20pipsまでは待つようにというのが基本ですが、形が怪しくなれば損切したり、広げることもありますが、-50p以上に広げることはありません。

大きな時間足(1時間足や4時間足、日足)を見て、ターゲットになりそうなサポート・レジスタンスがあれば、そこをターゲットにするようにもなりました。

基本的な部分は注文と同時にOCOでストップを-20pips、リミットを40pipsにしてほったらかし、流れしだいでは40pips以上で決済、-20pipsにならなずとも損切することがあるという感じになっています。

チャートはMT4やTradingViewを見ています。FX会社のチャートはMT4に慣れていると使いにくい感じがして未だに慣れません。(外出しているときにスマホのチャートは便宜的に見たりはします)

そして、マルチタイムフレーム(MTF)の移動平均線を利用してのトレードもFXを始めてから10年以上ずっと変わっていません。

私の手法については「マイルール」のカテゴリで紹介してますので、ご興味があればそちらも御覧ください。

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