
私自身はデイトレードを楽しんでいるのでスワップ取引には興味がありませんでしたが、トレーダーの知り合いがスワップ取引に興味を持ち始めたので、私なりに調べて協力することにしました。
その中で取引方法などについていろいろ気づきがあったりしたので共有したいと思います。いろいろな考え方や取引方法があると思いますが、あくまで私の考え方ですので少しでも参考になればと思います。
また、私はスワップ取引はしていませんが、自分が取引しているつもりでその人の取引状態を確認しながらアドバイスや提案をしています。そういう状況をご理解いただいた上で読んでいただければと思います。
スワップの詳しい仕組みなどについてはここでは省略させていただきますので、FX会社やその他にもいろいろな情報がネット上にありますので検索してみてください。ここではトルコリラ円を想定して取引方法について書いています。
今回はスワップ取引をする際にいつくか注意しておきたいことを書いていきます。内容によっては他の通貨ペアでも参考になる部分はあると思います。とても大事なことなので安易にスワップ取引を始めないように心得ておきましょう。
スワップ取引するためのFX会社の選び方

スワップポイントは証券会社やFX会社によって運用方法が異なる部分があります。注意点としては、
- スワップポイントはFX会社によって開きがある
通常の取引でもFX会社によってスプレッドが違っているのと同様にスワップポイントも違います。スワップポイントそのものが違う他に、一日ごとに上下の激しい会社もありますし、ほぼ一定して付与している会社もあります。FX会社のホームページにはスワップポイントカレンダーというのが用意されていて毎日のスワップポイントを一覧で見ることができますので、スワップポイントの高さを比較してFX会社を選ぶことができます。 - ポジションを決済せずにスワップポイントを振り返られるか
ポジションを持ったままの状態でスワップポイントだけを資産に振り替えたり出金することができる会社とできない会社があります。傾向としては、FX専門会社のほとんどはポジションを持ったままスワップポイントを振替することができるように思いますが、銀行、証券会社などのスワップ取引では決済をしないと振替や出金ができないことがありますのでどうしても気になる場合はホームページで必ず確認するか、問い合わせをするようにしましょう。オススメはポジションを持ったまま振替や出金できる会社のほうが利便性はあると思います。 - スワップポイントに対する税金の扱い
スワップポイントの税金は通常のFX取引と合算できますので特に注意は必要ありませんが、ただし、ポジションを決済せずに持ったままの状態であっても税金がかかる会社もあるようです。これもやはり、FX専門会社は決済前や振替や出金をしない限りは税金がかからないところがほとんどだと思いますが、銀行、証券会社などの中には決済前のポジションを持っているだけでスワップポイントに課税されることがあるようなので、確定申告時にあたふたしないようにこの点も事前によく確認しておく必要があります。この点についてもポジションを持ったままの状態ではスワップポイントに課税されないほうをオススメします。
長期でポジションを持つことがスワップ取引の基本形なので、毎年、決済しないままスワップポイントがどんどん膨れ上がって課税金額もどんどん高くなるよりは、今年はこれぐらいにしておこうとか融通の効くほうが良いと思います。
この3つがスワップ取引のためのFX会社選びのポイントになると思います。
元金割れの長期的リスク

一般的なトレードでも元金割れのリスクはありますが、スワップ取引の場合は超長期でポジションを持つことでメリットがあるのでその分リスクは大きなものになると想定しなくてはいけません。
特にトルコリラ円の現状ではどこまで下がるのか予測しにくい部分があり、基本的にはドル円の流れとほぼ同じ流れになると想定してそれに合わせてトルコリラ円のレートを想定すると考えれば、ドル円が今後、円高に進むようであればそれに伴いトルコリラ円も下がっていくという想定をします。
つまり、スワップを大事に貯めつつ、含み損と最終的な売買損益を差し引きして大きな利益を得られるように資金管理をしていくことになります。
トルコリラ円の最大のリスクは、トルコリラ円が現状で4.20円付近なので極端に言うと、それがゼロ円になるまで420pipsという最大のリスクを想定しながら資金管理をしていくというのが安全な方法であると思います。FXトレードをしている方なら超長期で420pipsぐらいのリスクならなんとかなると思えるのではないでしょうか。私はなんとかなると思っています。(笑)
ドル円が現在は152円付近なのでゼロ円までのリスクとなると15,200pips。もし、過去最低の75.5円を下値と想定したとしても7,650pipsのリスクを想定しなければなりません。それに比べたら、トルコリラ円はどうなっても420pips以上のリスクは考えなくて良いわけですから、ドル円などに比べれば長期的リスクはそれほど気にするほどのことはないのではと思っています。
また、トルコがデフォルトに陥ったり、ギリシャと同じようにEUに加盟するとしても噂は事前に流れて来るのでその時点で対応を考えても遅くはないと思います。
この先、4,5年でデフォルトに陥るようなことが起こる可能性はかなり低いと思いますし、EUに加盟するためには国の財政状況や政治的なことが審査されますから4,5年でトルコがEUに加盟できるほど急激に良くなるということは現状からはあまり想像できません。
詳しい理由などについては、このあと述べていきます。
トルコのデータ

トルコリラ円は現在4円台前半をキープしたような動きになっていますが、これもドル円が148円~156円ぐらいのレンジ相場となっているためと考えられます。
トルコ自体、ファンダメンタルズ的に為替に大きな影響与えるような事象がないため、短期的な値動きについては、しばらくはドル円と連動した動きになる、長期的にはまだまだベアトレンドと考えていれば良いと思います。
最近の、トルコの消費者物価指数がここ2ヶ月は連続で下がっています。それに伴い、しばらく続いていた政策金利50.0%も連続で下がっています。それでもまだまだ高い政策金利なのでスワップポイントを稼げるチャンスはまだまだ続きそうです。
直近のレート(2025/2/14現在)
- トルコリラ円:4.20円
- ドル円:152.34円
直近3ヶ月の政策金利
国名 | 政策金利 | ||
---|---|---|---|
トルコ | 【2024年11月】50.0% | 【2024年12月】47.50% | 【2025年1月】45.0% |
日本 | 【2024年10月】0.25% | 【2024年12月】0.25% | 【2025年1月】0.5% |
米国 | 【2024年11月】4.75% | 【2024年12月】4.50% | 【2025年1月】4.50% |
直近3ヶ月の消費者物価指数
国名 | 消費者物価指数(前年比) | ||
---|---|---|---|
トルコ | 【2024年11月】47.09% | 【2024年12月】44.38% | 【2025年1月】42.12% |
日本 | 【2024年10月】2.3% | 【2024年11月】2.9% | 【2024年12月】3.6% |
米国 | 【2024年11月】2.6% | 【2024年12月】2.7% | 【2025年1月】2.9% |
国名 | 消費者物価指数コア(前年比) | ||
---|---|---|---|
トルコ | – | – | – |
日本 | 【2024年10月】2.3% | 【2024年11月】2.7% | 【2024年12月】3.0% |
米国 | 【2024年11月】3.3% | 【2024年12月】3.3% | 【2025年1月】3.2% |
トルコリラ円のスワップと必要証拠金(外為どっとコム)
- スワップポイント:36円/日(1万通貨)
- 必要証拠金:2,000円/1万通貨
トルコリラ円の下値を想定

トルコリラ円はまだまだベアトレンド継続中ですが、どこまで下がるのか予測することは難しいので単純に0円まで下がるとしてマネーマネジメントしていくか、あるいはドル円の値動きを参考に想定することができます。
そのためにはドル円の下値をどれぐらいまで想定するかということになりますが、個人的な考えとしてはドル円のレートが「110円ぐらい」を一つの目安と考えています。理由としては過去にそのあたりを挟んでの動きが目立ったことがあったためです。
では、ドル円の上昇/下降の値幅を元にトルコリラ円の値動きを算出してみます。
ファンダメンタルズ的要素は考えず、数字だけのサンプルデータとして短期間で値動きの大きかった時のものを選びました。データ数としては少なすぎますが、参考になると思います。
ドル円に対してのトルコリラ円の下げ幅の割合

サンプル1は、2024/7/11の高値から日銀の介入などもあり大きな下落となった2024/8/5までの安値。
サンプル2は、高値は同じく2024/7/11として、大きな戻りのあとの期間を含めて下落した2024/9/16までの安値をサンプルとしています。
下げ幅サンプル1、2を合計しての平均値は、
(3.4+3.7)/2=3.6
覚えやすくするために、ドル円に対してトルコリラ円の下げ幅の割合は約4%と考えます。
ドル円に対してのトルコリラ円の上げ幅の割合

上げ幅のサンプルについては、それぞれ違う期間となっていて値幅の大きかった期間を適当に選んでいます。
上げ幅サンプル1、2を合計しての平均値は、
(3.8+2.4)/2=3.1
覚えやすくするために、ドル円に対してトルコリラ円の上げ幅の割合は約3%と考えます。
見たとおり、下げ幅のほうが上げ幅より大きいこともわかります。つまり、トルコリラ円が単純に40pips下がったあと、戻りは30pips分の勢いしかないと考えることができます。
逆に言うと、トルコリラ円が30pips上がっても、下がれば40pips下がってしまう可能性があるという見方もできます。
米ドルが上がったり下がったりしても、トルコに買われる理由が認められない限り、この傾向は続くと思います。
ドル円の下値からトルコリラ円の下値をシミュレーション
上記のドル円に対しての下げ幅の割合、約4%を元にトルコリラ円の下値をシミュレーションします。
2025年2月14日のNY終値でドル円のレートは、152.34円。
トルコリラ円のレートは、4.20円。
- ドル円が150.0円のとき、152.34円 – 150.0円 = 2.34円(234pips)
トルコリラ円は4.10円 ≒ 4.20円 – ( 234pips x 4% ) = 4.106円 - ドル円が140.0円のとき、152.34円 – 140.0円 = 12.34円(1,234pips)
トルコリラ円は3.70円 ≒ 4.20円 – ( 1,234pips x 4% ) = 3.706円 - ドル円が130.0円のとき、152.34円 – 130.0円 = 22.34円(2,234pips)
トルコリラ円は3.30円 ≒ 4.20円 – ( 2,234pips x 4% ) = 3.306円 - ドル円が120.0円のとき、152.34円 – 120.0円 = 32.34円(3,234pips)
トルコリラ円は2.90円 ≒ 4.20円 – ( 3,234pips x 4% ) = 2.906円 - ドル円が110.0円のとき、152.34円 – 110.0円 = 42.34円(4,234pips)
トルコリラ円は2.50円 ≒ 4.20円 – ( 4,234pips x 4% ) = 2.506円 - ドル円が100.0円のとき、152.34円 – 100.0円 = 52.34円(5,234pips)
トルコリラ円は2.10円 ≒ 4.20円 – ( 5,234pips x 4% ) = 2.106円
ドル円の下値、110円を一つの目安とした場合、トルコリラ円は2.50円。現在のトルコリラ円のレートが4.20円として、その差は1.70円(170pips)。つまり、現時点では最低でも170pipsのリスクを考えると必要があると思っています。
170pipsというリスクが大きいかどうかは個人差もあると思います。売買損益に目が行ってしまうとマイナスの数字がこわくなるかもしれませんが、資金管理をしながら超長期でホールドすればスワップで挽回できるということと、トルコリラ円のボラティリティを考えればそれほど大きなリスクにはなりえないと考えています。
これはあくまで単純計算で、下がっていくうちに上がることもあるのでシミュレーションの結果がもちろん正しいレートとはなりません。その時点でのドル円レートからその都度シミュレーションすると良いと思います。あくまで参考レートとして想定することはできると思います。
禁断の逆算
ここで禁断の逆算をしてみます。トルコリラ円が0円になるとしたら、ドル円がいくらまで下がったらそうなるのかということを単純に計算してみます。
トルコリラ円 4.20円 – 0円 = 420pips
420pips / 4% = 10,500pips
ドル円 152.34円 – 10,500pips(105.0円) = 47.34円
ちなみに、ドル円の過去最安値は2011年10月 75.58円。
このレートを見てどう感じるかは皆さんにお任せします(笑)。
ドル円の動きに合わせたシミュレーションなので、トルコ、米国、日本、それぞれのファンダメンタルズ要素が加わった場合にはトルコがブルトレンドに転換するかもしれませんし、下値付近でもみ合いになるかもしれませんし、ベアトレンド継続でもそれほど心配せずに超長期でホールドするなら今後しばらくはチャンスの時期が続くのではないでしょうか。
スワップポイントのシミュレーション

※必要証拠金、スワップポイントは外為どっとコム(2025/2/14日現在)から。
※表中では売買損益を考慮しない。
トルコリラ円、資金100万円、実効レバレッジ3倍でスタート
【算出条件】
- 資金:1,000,000円
- 数量:72万通貨
- 必要証拠金:144,000円(2,000円/1万通貨)
- スワップポイント:2,592円/日(36円/日/1万通貨あたり)
- 初期エントリーレート:4.20円
- 1ヶ月は30日で計算
- 1年は365日で計算
期間 | スワップ累計 | ロスカットライン | 実効レバレッジ |
---|---|---|---|
エントリー時 | 0 | 3.0円 | 3.0倍 |
1ヶ月後 | 77,760円 | 2.90円 | 2.8倍 |
3ヶ月後 | 233,280円 | 2.69円 | 2.5倍 |
6ヶ月後 | 466,560円 | 2.36円 | 2.1倍 |
1年後 | 946,080円 | 1.70円 | 1.6倍 |
2年後 | 1,892,160円 | 0.38円 | 1.0倍 |
3年後 | 2,838,240円 | -0.93円 | 0.8倍 |
5年後 | 4,730,400円 | – | 0.5倍 |
10年後 | 9,460,800円 | – | 0.3倍 |
20年後 | 18,921,600円 | – | 0.2倍 |
30年後 | 28.382,400円 | – | 0.1倍 |
- 3年目の途中からロスカットラインが0円未満になります。
- 4.20円でポジションを取り、レートが0円になったときの売買損益部分は、-3,024,000円。
- つまり、4年目の初期にトルコリラ円が最悪の0円付近になったとして、それ以降の売買損益部分がそれ以上は減ることがなくなり、スワップポイントだけが増えていくという状況になります。
1日に1万円のスワップポイントを受け取る場合
【算出条件】
- 資金:3,900,000円
- 数量:278万通貨
- 必要証拠金:556,000円(2,000円/1万通貨)
- スワップポイント:10,008円/日(36円/日/1万通貨あたり)
- 初期エントリーレート:4.20円
- 1ヶ月は30日で計算
- 1年は365日で計算
スワップ累計 | ロスカットライン | 実効レバレッジ | |
---|---|---|---|
エントリー時 | 0 | 3.0円 | 3.0倍 |
1ヶ月後 | 300,240円 | 2.89円 | 2.8倍 |
3ヶ月後 | 900,720円 | 2.67円 | 2.4倍 |
6ヶ月後 | 1,801,440円 | 2.35円 | 2.0倍 |
1年後 | 3,652,920円 | 1.68円 | 1.5倍 |
2年後 | 7,305,840円 | 0.37円 | 1.0倍 |
3年後 | 10,958,760円 | -0.95円 | 0.8倍 |
5年後 | 18,264,600円 | – | 0.5倍 |
10年後 | 36,529,200円 | – | 0.3倍 |
20年後 | 73,058,400円 | – | 0.2倍 |
30年後 | 109,587,600円 | – | 0.1倍 |
- 3年目の途中からロスカットラインが0円未満になります。
- 4.20円でポジションを取り、レートが0円になったときの売買損益部分は、-11,676,000円。
- つまり、4年目の初期にトルコリラ円が最悪の0円付近になったとして、それ以降の売買損益部分がそれ以上は減ることがなくなり、スワップポイントだけが増えていくという状況になります。
エントリーレートが低ければ売買損益とスワップポイントが逆転する時期が早まる
トルコリラ円のレートが4.20円付近のときにエントリーし、0円付近になったとしても4年目の初期ぐらいには売買損益とスワップポイントが逆転することは理解できたと思います。また、その前に下げ止まりすることがあれば、もっと早い時期に逆転します。
さらに、今後、トルコリラ円がもっと安くなってからエントリーした場合も同様に売買損益とスワップポイントが逆転するのが早まります。
1日1万円のスワップポイントを受け取る場合の条件でシミュレーションしてみます。数量、スワップポイント、初期実効レバレッジ(3倍)は上記の表と同条件です。
トルコリラ円を3.0円付近でエントリーした場合
【算出条件】
- 資金:2,800,000円
- 数量:278万通貨
- 必要証拠金:333,600円(1,200円/1万通貨)
- スワップポイント:10,008円/日(36円/日/1万通貨あたり)
- 初期エントリーレート:3.0円
- 1ヶ月は30日で計算
- 1年は365日で計算
スワップ累計 | ロスカットライン | 実効レバレッジ | |
---|---|---|---|
エントリー時 | 0 | 2.11円 | 3.0倍 |
1ヶ月後 | 300,240円 | 2.0円 | 2.7倍 |
6ヶ月後 | 1,801,440円 | 1.465円 | 1.8倍 |
1年後 | 3,652,920円 | 1.47円 | 1.3倍 |
2年後 | 7,305,840円 | -0.52円 | 0.8倍 |
3年後 | 10,958,760円 | – | 0.6倍 |
- 3年目の途中からロスカットラインが0円未満になります。
- 3.0円でポジションを取り、レートが0円になったときの売買損益部分は、-8,340,000円。
- つまり、3年目の初期にトルコリラ円が最悪の0円付近になったとして、それ以降の売買損益部分がそれ以上は減ることがなくなり、スワップポイントだけが増えていくという状況になります。
トルコリラ円を2.0円付近でエントリーした場合
【算出条件】
- 資金:1,850,000円
- 数量:278万通貨
- 必要証拠金:222,400円(800円/1万通貨)
- スワップポイント:10,008円/日(36円/日/1万通貨あたり)
- 初期エントリーレート:2.0円
- 1ヶ月は30日で計算
- 1年は365日で計算
スワップ累計 | ロスカットライン | 実効レバレッジ | |
---|---|---|---|
エントリー時 | 0 | 1.42円 | 3.0倍 |
1ヶ月後 | 300,240円 | 1.31円 | 2.6倍 |
6ヶ月後 | 1,801,440円 | 0.77円 | 1.5倍 |
1年後 | 3,652,920円 | 0.10円 | 1.0倍 |
2年後 | 7,305,840円 | -1.21円 | 0.6倍 |
3年後 | 10,958,760円 | – | 0.4倍 |
- 2年目の途中からロスカットラインが0円未満になります。
- 2.0円でポジションを取り、レートが0円になったときの売買損益部分は、-5,560,000円。
- つまり、2年目の初期にトルコリラ円が最悪の0円付近になったとして、それ以降の売買損益部分がそれ以上は減ることがなくなり、スワップポイントだけが増えていくという状況になります。
トルコリラ円を1.0円付近でエントリーした場合
【算出条件】
- 資金:940,000円
- 数量:278万通貨
- 必要証拠金:111,200円(400円/1万通貨)
- スワップポイント:10,008円/日(36円/日/1万通貨あたり)
- 初期エントリーレート:1.0円
- 1ヶ月は30日で計算
- 1年は365日で計算
スワップ累計 | ロスカットライン | 実効レバレッジ | |
---|---|---|---|
エントリー時 | 0 | 0.70円 | 3.0倍 |
1ヶ月後 | 300,240円 | 0.59円 | 2.2倍 |
3ヶ月後 | 900,720円 | 0.38円 | 1.5倍 |
6ヶ月後 | 1,801,440円 | 0.05円 | 1.0倍 |
1年後 | 3,652,920円 | -0.61円 | 0.6倍 |
2年後 | 7,305,840円 | – | 0.3倍 |
- 1年も経たないうちにロスカットラインが0円未満になります。
- 1.0円でポジションを取り、レートが0円になったときの売買損益部分は、-2,780,000円。
- つまり、1年も経たないうちにトルコリラ円が最悪の0円付近になったとして、それ以降の売買損益部分がそれ以上は減ることがなくなり、スワップポイントだけが増えていくという状況になります。
シミュレーションのまとめ
いくら売買損益がマイナスであったとしても強制ロスカットされずに長期でホールドすれば、いずれは必ず売買損益をスワップポイントが上回ります。そのため、トルコリラ円のレートが高くなるだけでなく、エントリーレートが低ければ低いほど、損益分岐点がプラスになる時期は早まり、レートがいくら下がっても今から遅くとも4年目には損益分岐点がプラスになります。
資金管理をしながら攻略

トルコリラ円は前述したように今のところドル円の動きにつられて動く傾向にあるのである程度値動きを読みやすいと思います。ただし、トルコリラ円単体で見るとまだまだベアトレンドが継続中ということを踏まえつつ今後の戦略を立てます。
逆にいつブルトレンドに転換するのかというのは判断が難しいですが、トルコが正常な財政、経済を運用できるまではベアトレンドのままと判断することはできると思います。
極端な考え方として、トルコリラ円が0円になっても強制ロスカットされないように資金に余裕をもたせつつエントリー枚数を決めましょう。
枚数の目安は実効レバレッジで3倍ぐらいと考えれば余裕だと思います。
また、将来にトルコリラ円のベアトレンドが落ち着き、レンジ相場やブルトレンドになった場合、上値がどのへんまで戻るか、どのあたりで落ち着くかというのは想像しがたいので、スワップが貯まったら高いレートのポジションのスワップと売買損益を差し引きして多少の利益、損失で決済して整理しつつ、さらにナンピンをしてポジションの平均レートを下げながら超長期でホールドすることも考えておくというのも良いと思います。
まとめ
- スワップを貯めることを目的とする。
- 強制ロスカットラインを下げる。(スワップが貯まれば自然に下る)
- ポジションの平均レートを下げる。
- 超長期でホールドすればするほど、リスクは小さくなる。
- 高いレートのポジションを一部、又は全決済していく。(その際、最低でも微益、微損で済むようにする)
- 高いレートのポジションは超長期でホールドすれば、いずれは強制ロスカットも考えずに済むようになるため、短期的な売買損益は気にしない。
- ドル円の下降100に対してトルコリラ円の下降は約4%。
- ドル円の上昇100に対してトルコリラ円の上昇は約3%。