先人から学ぶ(10)

マネーマネジメント

数日前の相場と比べて安ければ安値だと勘違いしがちだった。現実には、さらに値を下げていく可能性がいくらでもあるわけである。懸命なトレーダーは底値が確認されるまでじっと待つ。そして探りを入れた後に、本格的な「買い」に入る。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

バリモアはスイングトレーダーだったので、というより、個人投資家がデイトレやスキャルができる環境ではなかったそんな時代の中での上述のような考え方ですが、最近では特にデイトレ派にこういった思い込みをしてしまうことがあるのではないかと思います。

私はFXを始めたころ、やはり、値ごろ感やその日の値幅を見て、今日はもうこれ以上下がらないだろう、上がらないだろうと思い込んでしまい、よく失敗したことがあります。

伸びるときは伸びますよね。どこまで行くんだーというぐらいに伸びて伸びて伸びまくることが。(笑)

それに乗っかれないときは残念な気持ちもありますが、その日で相場がなくなるわけではないので、チャートを閉じて翌日の相場でまたがんばろうという気持ちでその日は無理せず寝ます。

結果論として、そのあともぐいぐい伸びてしまったことに対してネガティブな考え方(タラレバ)が頭の中をよぎってしまうと、次のトレードに良い影響は与えないので頭をリセットし、普段通りのトレードをするように心がけます。

もし、トレードをするのであれば通常より枚数を少なくし、リスクを小さく取った上でトレードすることが大切な考え方になると思います。それを基本に考えるとそこでトレードするかしないかの判断もできるのではないでしょうか。

とにかく、思い込みで、もうこれ以上下がらないだろう、上がらないだろうという考え方はせずに、リスクを考えてどう対応するのか、ということが大事です。

そして、この辺が底値や天井と思い込んで逆張りトレードをしかけるのは大きなリスクを取ったトレードであることを自覚しなければならず、そんなときでも普段通りの枚数でエントリーすることは悲劇を招きかねません。

リスクが大きいのか小さいのかということを冷静に判断し、逆張りトレードをしたければリスクを小さくすることを考え、底値から反転のシグナル(形)が出たときに枚数を普段どおりまで増やしていく方法にすることで、もし、損切されたとしても被害は少なくて済みます。

それがのちのちの普段通りの良いトレードができたときにその損失を無理することなく早く挽回することができます。

常に同じ枚数でトレードするのも間違いではないですが、リスクのとらえ方やマネーマネジメントを考えることによって枚数を変えたりすることで同じ-20pipsの損失でも違ってきます。

相場の変化には敏感に

損切りは迅速におこなえ、手じまう積極的な理由がない限り、一層の利益拡大をねらえ。相場の局面ごとに生じる主力株とともに動け。高値は更新と同時に「買い」である。安値株は必ずしも買い得ではない。なぜなら横ばいを続けるだけかもしれないし、値上がりのエネルギーをもたない銘柄かもしれないからである。市場はサイクルを学ぶ相手だと知る必要がある。
値上がりも値下がりも永久に続くわけではない。ただし、ひとたび方向が変わると、その新しいトレンドは流れが止まるまで継続する。この全体の流れに逆らうのは愚かである。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

手じまう積極的な理由がない限り

これが一番ややこしい部分ですね。我慢できない無駄な損切りや早すぎる利確。

タイミングよく入れないとこのパターンに嵌り込んでしまいます。その時の動き方、小さな範囲での相場の動きにしか目が届いていなかったり、見ていない時に限って気持ちが収縮してしまいがちです。

そのため、あたふたするところまでは行かないですが、迷いが生じてしまい、無駄な損切りや早い手仕舞いをしてしまってます。

たとえば、「陽線が何本も連続したから上がってるし勢いがあるから買ってしまおうと、つい勢いでエントリーしてしまった。そのあとすぐに下がってきてしまい、あわてて損切してしまう。」

しかし、トレンド方向が変わったとは見えない状態でそれをやってしまうと、のちのち後悔することになりかねません。トレンド方向が変わっていないのであれば、あわてず、トレンド方向が変わったと判断できるまではそのままホールドしておくほうが無駄な損失を避けられ、後悔することもありません。

冷静に相場(チャート)を見ていない時というのは間違った判断をしてしまい、うまく行っているときの判断とは大違いな行動を取ってしまいます。

メンタル的なことと一言では片付けられないことがそこでは起きています。前のめりにモニターを見すぎです。(笑)

モニターから少し離れて、広い範囲でチャートを眺めてみましょう。のめり込んでしまうと小さな草木ばかり追いかけて、森を見えなくしてしまいます。

自分のイメージと違って来たら手じまいしたり、早めに損切もし、小さな損失、大きな利益、という繰り返しで資産は増やしていけるはずです。

市場はサイクルを学ぶ相手だと知る必要がある

ずっと上がったり下がったりしているわけではなく、「上りもすれば下りもする、下りもすれば上りもする」というのが相場です。

たとえば、上昇して少し下げて、そのあとまた上昇してまた下がったりします。(その形を形成する時間的なことも似たようなサイクルで起こることがありますよね。)

ただ、ぐちゃぐちゃのテクニカルが全く効かない、わけのわからない状態という場合もありますのでそんな時は無理して手を出さないようにします。モニターから少し離れましょう。(笑)

そして、押し目や戻り目まで待ったり、ここぞという流れが見えたときにその流れに乗っていけば損害は小さく大きな利益を取ることができると思います。イメージ通りのタイミングでエントリーし、そのあとのイメージがあるならばそのイメージが崩れない限り、「一層の利益を狙って」いきたいですね。

その時にこだわらずに次のチャンスを待つ!

大きな成果を上げるのは決まって、粘り強くこのポイントの到来を待ち、ここぞというときに行動を起こしたときだった。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

私のブログや初心者トレーダーさんにエントリーのチャンスが来るまで忍耐強く待つことが大切ということをよく話します。

当たり前といえば当たり前のことなんですが、それがなかなかできずにポジポジ病になったり、その辺でやめとけば良いのにオーバートレードしたりと、段々トレードが荒くなり、しまいには儲けがなくなり損をしてしまう、そんな経験を持ってる方は私も含めいっぱいいると思います。(笑)

自分にとってやりやすい相場、得意な相場、つまり、得意なチャートの形や好きな形、その場面を選んでトレードするだけで、きっと収支は大きく変わると思います。

とにかく、我慢して無駄なトレードをせずに、1カ月、2カ月、半年、1年とやってみてください。それを守ってやるだけで一年後には「こんなに増えてる!」という状態になる確率は高くなると思います。

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