先人から学ぶ(9)

現実から目を背けない

市場にあっては、無知や貪欲や恐怖と同様、「希望」も理性の目を曇らせ、事実の直視を妨げる。相場で傷を負いたくなかったら、事実、現実、論理から1ミリたりとも離れないことだ。好ましくない結果が生じたとすれば、市場が間違ったわけではない。トレーダーが間違いを犯したからだ。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

トレードをする上でテクニカルやファンダメンタルズ、FXの専門用語やニュースなどの基礎知識は大事ですよね。なんでもそうですが、基本あっての応用なので基本がなければ応用への発想もなかなか広がりにくいと思います。

相場は日々違う動きがあったり、ニュースや発言などでも大きく動きが変化します。その変化についていくには何が起きているのか、それに対してどう対処すれば良いのか、基礎知識がなければ対応しきれません。

ファンダメンタルズが苦手な私でも重要指標の意味や発表の時間には注意したり、急激な動きに対して何が起きているのか情報収集することもあります。チャートはすぐに反応するのでテクニカルだけでトレードしている人は慣れていれば何かが起きていることを感じることができると思います。

また、スポーツなどで「無欲の勝利」という言葉がありますね。欲を出さずにどう対処するのか、どう動くのか、それだけを考え、損得は考えずに今がエントリーのチャンスなのか、今が手じまいのチャンスなのかを考えることで冷静な判断ができると思います。

欲を出してしまうことで、目が曇り、タイミングを逃してしまったり、損失を増やしてしまう。そんな経験は私もしてますし、みなさんもされてると思います。迷うとき、冷静になれないときはチャートに聞きましょう。

今が上がるように見えるのか、下がるように見えるのか、手じまいしたほうがよいところまで来てるのかどうか、冷静に判断する方法を見つけましょう。

また、負けるのが嫌で怖がってトレードのタイミングを逃してしまうことは、いつまでも資産を増やすことはできません。「宝くじが当たらないかなー、買ってもどうせ当たらないよなー」と考え買わずにいれば当たらないのと同じです。

相場を恐れて、トレードを恐れず」という言葉もあります。

負けトレードも素直に受け入れ、的確なタイミングで損切することは資産を無駄に減らさない良い負け方だと思います。欲をもち、損切のタイミングを逃し、損を増やしてしまうことのほうが怖いです。

怖くてトレードできないのであれば、少ない枚数でトレードできるFX業者を利用するのも一つです。業者によっては、1通貨からトレードできることろもあります。1万通貨ではなく、1通貨です!100円の資金でできます。

しかしながら、それだと損をしてもたかが1円、10円とかの世界ですが、それをそんなふうに考えて相場を甘く見ていたら、100円を200円にすることもできません。それができずして、大きな金額を動かすなんて無謀というもの。

そんな少ない資金でも経験を積み、勝てるようになったら枚数を増やしていき、とにかくトレードを恐れない、タイミングを逃さないようにましょう。

何かの用事でタイミングを逃してしまうのはしょうがないです。そんな時に、「あー、チャートを見てたら・・・」とか考えないように。(笑)

チャンスはその時だけではありません。またチャンスは来ます。欲を持ってしまうと、そのあと追いかけてトレードして、あたふたと損切してしまうことになりかねません。

もったいないとか考えるのは欲を持っているせいだと思います。儲け損ねたとか考えるのは結果論から見た場合の話ですし、トレードを楽しむのが一番だと思います。

すべてが自分の判断であり、その時、自分が思った通りにやったことなのでその時の自分の判断は正しいものだったと自分を納得させられるか。納得させられないのなら、欲がありすぎないか、自分を振り返ってみてください。

その結果論の現実、事実も素直に受け止め冷静な判断を心がけましょう。その時のトレードが失敗だったのか、自分が本当に良いと思ったところでのトレードだったのかどうか。

もし、自分が良いと思ってトレードしたのであれば、それはリバモアの考え方を逆に考えれば自分が間違ったのではなく、結果的に市場が自分が思った方向と違った方向に動いただけのことです。

適確な損切をしたときも相場が損切れと言ってた。そういう形に見えているのですから損切して当たり前。そういう形になってくれて、損が少なくて済んだとチャートに感謝しましょ。(笑)
損切れとチャートが言ってるにもかかわらず、自分の欲や願望、無駄な予想にハラハラするよりはましです。

そんなふうに素直に考え、自分のイメージと違った時点でさっさと損切したり、次のアクションをスピーディーに対応することが大事です。

単純な思い込みや欲、願望で間違ったトレード、判断ミスによるトレードを言い訳したり、相場にやつあたりするのは愚の骨頂。市場は常に正しいものということを理解しておきましょう。

儲かったときは、素直に相場に感謝し、間違ったトレードをしたのであれば相場に謝り、次のチャンスがくるようにお祈りしましょう。(笑)

みんなと同じ思考をすることから始まる

大衆というのはリードされたがっている。安心を求めている。そして動くときは大挙して行動する。誰もが群れの中にいることで安心するのだ。単独で行動すれば心理的負担は一人の身にかかってくるが、集団で行動すれば心理的負担も恐怖も集団の中に吸収されていく。”逆張り”という危険に満ちた厳しい荒野を一人で行くより、それは楽だと思う。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

簡単に言うと、流れに逆らわずに大きな流れに乗ってしまえば大きな利益を狙える安心があるということですよね。

上がったら売る、下がったら買うというような逆張りトレードも大きな利益は取れますが、強い上昇トレンド中という判断ができずに逆張りをしても大きな利益を取ることはできず、逆にその流れに乗れない分、損失してしまうリスクと大きな利益を得るチャンスを経験することになったりもします。

逆張りトレードを否定しているのではなく、逆張りも結果的に良いタイミングでエントリーすれば頭からしっぽまで取れてしまうようなトレードも可能ですが、時間とコストを考えると、順張りでトレードした方がメンタル的にも楽ですし、効率よくリスクの小さいトレードができます。

押し目買い、戻り売りの考え方としては下がったら買う、上がったら売るというのは逆張りトレードともいえますが、あくまで順張りの方向でのエントリー、判断の仕方が大事になると思います。

あとは、その大きなトレンドの判断をする基準としてファンダメンタルズ的に判断するのか、テクニカル的であれば何をどのような基準で、ということが必要になってきますよね。

逆に、みんながこの辺でロングポジションを売るだろうという目論見があるのであれば、そこで逆張りショートして儲ける人もいると思います。それがサポートやレジスタンスですね。それはそれでみんなと同じ行動をしているという見方もできます。

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FX雑記
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