先人から学ぶ(6)

ルール破りの結末

わたしが全財産を失ったのは唯一自分で自分のルールを破ったときだった

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

ジェシーも人生が終わるまでの間に誰もが犯すような間違いもいくつかしてきました。

ルールを守らなかった原因として、メンタル的なことや希望的観測、チャートの読み違い、ファンダメンタルズからの思い込みなどがあったと思います。

私がよく人に話すことは、一番大事なこととして「ルールを守る」ということです。ルールは、テクニカル的に具体的な手法として「何がどうなったら何をする」ということであったり、そのほかにもメンタル的なことや、やってはいけないこと、資金管理やリスク管理の面から考えられることなど、いろいろあります。

また、チャートから判断できる規則性を読むということもルールの一つとして守らなくてはいけないこと、それを見極めるスキルをアップしていくことも大切だと思います。

つまり、ルールには、

  • 内部からの要因
    自分が作る、守るルール
  • 外部からの要因
    チャートやインジケーターの規則性、ファンダメンタルズの規則性などのパターン認識

があると思います。

内部要因

まずは内部からの要因としてのルールを作り上げることが大事ですよね。
たとえば、自分のトレードルールで勝率、ドローダウン、リスクリワードなどがどれぐらいあるのか理解して、それを元にルール通りのトレードを仕掛けていれば、自分が納得できるトレードができるようになると思います。

ルールができあがれば、どんな場面で仕掛けて、どこで手仕舞いするのかの判断も淡々とできるようになりますし、ポジションと逆に動かれてもどれぐらいのリスク(ストップロス)でエントリーし、何がどうなったら利確、損切するというギリギリのところまで淡々と我慢できるようになるはずです。ルールがあるのに我慢できない人はとにかく我慢するようにしてみてください。

ただし、急激な動きやこれはまずいというボーダーを設けて、そのボーダーになったなら迷わずするべきことをします。ルールがあっても臨機応変に対応する必要はありますが、その回数はルールどおりの回数よりも多くなっては絶対にいけません。

また、仕掛けのタイミングもルールにあてはまっていなければ、あえてトレードをせず、無駄なトレードをせず、無駄に資金を減らさなかったという結果になる可能性もあり、それはそれで儲けを考えるよりも、資産を減らさないという意味で大事なことだと思います。

最近は、「禁欲」という単語も使うようになりましたが、「我慢」というあいまいな単語よりも「禁欲」「欲を出さない」と気持ちを引き締めたら淡々とできるようになるのではないかと思います。つまり、欲を出すことでポジポジ病になったり、決済すべきところでできなかったりすると思います。

また、ネガティブ思考からのルールは大事とも考えます。それだけ利益だけでなくリスクを認識する思考になると思いますので。

そして、ルールができがあったら、その通りにトレードすることを心がけ、ルール以外の場面や自分が苦手だと思う場面では決してトレードをしないこと。ルール通りのトレードなら損切してもポジティブに考えること。

ルールがないと原因がわからず、ただメンタル的にへこんでしまうだけですが、ルール以外のトレードをしてしまったのなら、それが敗因であり、ルールどおりのトレードをしたのに損切になってしまったなら、負率の中の一回だと自分を納得させてしまえば気は楽になります。が、ルール通りのトレードで損切が多くなってきたら、その時は見直してみましょう。

しっかり自分のルールを守ることで資産も守られると思います。

今までのトレード結果を振り返り、その中で無駄なトレードだけを抽出して、どれぐらい無駄に資産を減らしたか。それをしなければどれだけ資産の改善が見られるか。ということも考えてみると良いと思います。

あえて見たくない人もいると思いますが、そこは自分としっかり向き合う必要がありますし、そこからまた踏ん張る力を引き出したらよいのではないかと思います。もし、その結果にうなだれるだけで考えるのもイヤ、という状態になるようではお先真っ暗かもしれません。

外部要因

外部からの要因としてのルールは、値動きのクセ(ローソクのパターン)、インジケーターのクセ、ファンダメンタルズのネガティブなことやポジティブなことなどもしっかり自分の頭の中にパターン認識させておくことで、具体的なトレードルールと組み合わせることで機能すると思います。

インジケーターのクセも、自分なりに考えてみると面白い発見があったりします。有名なインジケーターはいろいろありますが、どれも大昔からあるわけでもなく、ほとんどが数十年の歴史しかありません。まだまだ想像力豊かにいろんな視点から見ていくとおもしろいと思います。

規則やパターンなどを認識しているにもかかわらず、良いタイミングまで待てずにエントリーしてしまい、あわわあわわ。ここで損切と決めていたはずなのに・・・、お祈りしてしまい、含み損は増えて行く一方。

どんな場面でどんなトレードをするのか、それとも避けるのか。

決め事は守りましょう。その方が楽です。余計なことを考えずに済みます。

Copyright ©fc2blog: 2014-06-18, 2014-07-20

FX雑記
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