先人から学ぶ(2)

身銭を投じる

リバモアは、自分の間違いをつねに客観的立場で考察した。そして言った。「市場で自らを鍛え、何かを学び取りたいと念じるなら、身銭を投じて、自分の手口を注視し、失敗から教訓をえることだ」と。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

私はFXを始めた頃は取引システムに慣れるため、FXとはどんなもんか?ということを知るためにデモ版でやってました。が、それはあくまで操作に慣れることと仕組みや見方などの内容を理解するためでした。

ある程度、取引システムに慣れたり仕組みが理解できたら少額でも本番で実際にやってみて、再度修整が必要なときはデモ版で取引し、というように、リアル→デモ→リアル→デモ・・・の繰り返しでした。

自分のルールを作るときには当然のことながら分析や検証が必要ですよね。分析や検証はある程度はデモ版で行い(バックテスト)、それを試験的にリアルで行なう(フォワードテスト)という流れでした。「試験的なことをリアルトレードでするの?」と思われた方は甘いです!(笑)

リバモアが言っているとおり、「身銭を投じて ~(中略)~ 失敗から教訓を得ることだ」というのが一番手っ取り早いと思います。

デモ版でいくら失敗しても身につかないこともあると思います。「デモ版だからいいや」みたいな考え方でやるのもいいですが、その分、「考える」ということがおろそかになります。デモ版でも必死にリアル同様にやられる方もいらっしゃいますが、そういう方はそれほど多くはないと思います。その中でも、実際にはデモ版だから・・・というのが頭の片隅にあったりすると思います。

なので、少額でもリアルマネーで実際に取引を行い、緊張感をもって取引することで真剣に考えることもできますし、失敗を繰り返さないという方法を探していくという考え方になるのが自然です。

それでも、自分の思い込みや願望に取りつかれたようなトレードしかできない人はもっと深く相場と向き合い、自分のトレードや考え方を反省するが必要だと思います。

失敗の原因はテクニカル的な部分なのか、ファンダメンタルズ的なものなのか。それとも単純にテキトーすぎるのか。

なかなか儲からない原因がどこにあるのか、手法なのか、考え方なのか、資金管理なのか、リスク管理なのか。いろんなことを今までのトレードの中から考えることが大切だと思います。それをこなしていくのが大切なことだと思います。

相場を見極める

第一に考えなければならないのはつねに、全体の状況であり、その評価である。そしてもっとも抵抗の少ないラインを選ぶことである。すなわち相場は上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのか、あるいは整理か、横ばいか、模様眺め・・・

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

大きい時間足やスイングトレーダーであればファンダメンタルズで全体的な流れを判断しつつ、自分はどう対処すべきか考えるということなのですが、もっとも単純なことでありながら、いろんな思い込みや考え過ぎ、あるいはファンダメンタルズに頼り過ぎてしまい、トレンド転換を見失ってしまったり、なんの根拠もないその時の動きだけにとらわれて失敗したりすることがあると思います。

そんなことが起きないように、抵抗ライン(トレンドライン、サポート/レジスタンスライン、移動平均線など)、あるいは自分なりにどの時間足でトレンドを判断するか、ルール化しておくと判断もスムーズに行なえます。

それを判断することができて初めてそこで自分はどう対処すべきか、トレンドがはっきり見えるならその方向にエントリー。ポジションがあるなら手仕舞いか、横ばいなら手出し無用で勉強したりテレビ見たり、リラックスするのも良いですよね。

私の場合、最低抵抗ラインは1時間足の5SMAと決めてます。その方向と逆のエントリーは絶対にしません。1時間足の5SMAと15分足のチャートが揃い、自分で行けるというタイミングになったらエントリーしてます。

そして、天井掴みや底掴みになってしまい、1時間足の5SMAが逆に向きだしたら、一旦スッパリと切ります。そのあと様子を見てもみ合いになるのか、反転してそのまま逆に行くのか、自分のルールがはまるまで、あるいはチャートの形が行ける!というふうになるまで取引はしません。

なので、時間足はどれでも良いですが、自分なりに抵抗ライン(トレンドライン)をどれにするか決めて検証を行ない、迷いが生じないようにすることがオススメです。

大きい時間足のトレンドラインに対して、小さな時間足でどれがどんな形になったとき、どんなレベルに達したときエントリーしたら良いのか、そこをじっくり考えてみると意外と単純なことに気づくこともありますし、迷う必要もないという根拠も見えてくると思います。

たとえば、ローソクの形、又はチャートパターンやインジケーターの形やレベル(値)、そういったところからテクニカル的には単純に判断する方法を考えるのが良いです。

いずれにしても、周りの意見に振り回されたりSNSなどからの雑音に惑わされないよう、判断方法を作ることが大事です。

相場の流れに逆らわず

相場全体の流れが自分の目にいやな形として映る場合、自分の認識以上に不利な状況と見る必要がある。適切な流れをつかみ、その枠組の中で取引を展開すること。強風に逆らって船を出すような無謀は避けるべきだ。

引用元:リチャード・スミッテン 藤本直(訳)(2001)「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」角川書店

順張りでも逆張りでも得意なパターンというのはあると思います。無い方は自分のトレードを検証し、得意なパターンを早く見つけると良いと思います。

私は順張りオンリーなので、とにかくもみ合い相場は苦手です。必ず負けます(笑)。負けるとわかっていても、もみ合いに入る前に自分の得意なパターンになっているのであれば当然エントリーします。が、そのあともみ合いになって自分の負けパターンになった時は損切りしてます。

また、この形でエントリーは少し自身がないと思う時はたいてい失敗します。なので、そんな場合はリスクが大きいと判断し、様子見をするか、普段より枚数を減らしてトレードします。

もみ合いという形が見えてきたら、トレードは消極的に。そして、また自分が入りやすい形になったときだけ入る。それが自分なりの「適切な流れをつかむ」方法です。

水平線だけ見てトレードしたり、トレンドを見極めずにトレードしているとワナにはまります。が、うまい人であれば、そのワナに早く気づき、流れを理解し、うまく対応していくと思います。

へたな人は、そこでも頭の中が「そろそろ下がるだろう」という考えから抜け切れず、逆張りばかりし、損切り貧乏になるので早い段階で流れを見極め、トレードを休んで様子見することも大切です。思い込みは良くないです。

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FX雑記
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