自分がここだと思ってエントリーしたトレードが結果的に損切りされた場合、すぐにこのやり方ではダメなのかと思ってしまう人もいるかと思います。
そのやり方がたまたま合わなかっただけかも
一回一回の取引の結果はもちろん大事ですが、そのやり方がたまたまその時、あるいはその日に合わなかっただけなのかもしれないし、エントリーポイントや損切ポイントがダメダメだったのかもしれません。
しかし、そのトレードが客観的に見てダメダメだったのなら、それは改善していかなくてはいけませんが、そうではなく、ここぞと入れたのに損切りされてしまったことについてはダメダメトレードと混同してはいけません。
たとえば、
- ロングエントリーしました。
- ストップを-20pに設定しておきました。
- 結果、損切りされてしまいました。
- が、そのあとまた上がって行きました。
ここで感情的に考える人は、2つのショックがあります。
まず、損切りされてしまったこと。そして、そのあと結局エントリーした方向に伸びてしまったくやしさ。
損切りされた段階でくやしいのに、さらにそのあとその方向に伸びてしまったことでさらにくやしい感情に拍車をかけ、そこからまた感情的にトレードするか、だめだなーとか考えてしまうかもしれません。
笑う者には福きたる
しかしながら、ちょっと視点を変えてみます。損切を笑って済ませてそのトレードがなぜダメだったのかということを考えます。
また、損切りされたあと、結果的にその方向にまた伸びたとしたら方向の判断は合っていたわけなので、そこは正しかったのですから自信を持つべき部分だと思いますし、損切ポイントについて検討してみることだと思います。
- エントリーポイントが悪くて、そのため損切のポイントが悪かったかもしれない。
- たまたま何かの影響で逆に動いたのかもしれない。
- ちょっとタイミングが早かったのかもしれない、遅かったのかもしれない。
- サポートやレジスタンスの確認が不十分だった。
- オシレーター系は買われすぎや売られすぎを明示していたのに追いかけてエントリーしてしまった。
などなど、原因をとことん考える時間を持つようにしてその改善をしていくことにより、気づきがあったり反省すべき点があったり、何かやり方を変える気づきがあるかもしれません。
原因がわかったならどう改善するか。
あるいはインジケーターの見方を変えたら良くなったり、さらに補助的なものとしてインジケーターを加えたり、逆に迷う原因になっているものがあれば削除したり。とにかく考えて考えて考えまくります。
とことん考える
感情的になるより冷静にそんなことを考えて行くとどんな時も冷静に淡々とできるようになります。その敗因がわかって納得できるようにとことん探り、それが改善できるものなのか、あるいは自分ではどうしようもないたまたま逆に動いた要因があったなら、それはそれでしょうがないトレードだったと納得するしかありません。
メンタル的な敗因であれば、そんな悪いメンタルの時にトレードしないという我慢強さを持つだけでいいと思います。
メンタル論はあまり必要ないと思っていますが、あえてそこを言うならシンプルに冷静に「我慢」の一言です。あとはどんな結果になっても、その結果に対して考えていくことが大事です。
繰り返しになりますが、損切りされたあとまた元の流れに戻ったとしても、敗因を反省し、どうしたらいいんだろう、何か方法があるはず、ということを考える時間を大切にするのが良いと思います。
一回一回の取引の結果は素直に受け入れ、毎回毎回やり方を変えたりはせずに同じやり方を最低でも1カ月継続して行い、その結果どうだったのかということで最終的な判断をするのが良いです。
その結果を見て、改善すべきところがあれば考えていくようにするのが時間はかかっても、それがトレードがうまくなる近道だと思います。
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