テクニカル分析 = プログラミング的思考のススメ

3年前に、生活全般の中でも「プログラミング的思考」というものが流行していた時があってテレビでも話題になっていました。

家事や献立の予定を立てたり、料理を作る手順など一日のやるべきことをルーティン化できるものはしてしまおうということらしいですが、わかりやすく言うと「段取り良く」ということが「プログラミング的思考」ということのようでした。

段取り良くルーティン化することで悩まずにポンポン、ポンポンと進めていくほうが楽ですし、効率的ですよね。

もちろんなんでもかんでもルーティン化してしまっては、人間の生活ではなくなりそうなのでその辺はメリハリを付けながらうまくやっていかないといけないと思います。(笑)

テクニカル分析やシステムトレードはルーティン化の典型だと思います。
ルーティン化、ルール化はトレードする上でとても楽になると思います。テクニカル分析をするなら頭の中も機械的に判断し、またバイアスをかけない、かからないようにするためにもそれは必要なことだと思っています。

私のルールを作る際もその経験があって、うまく整理できたと思っています(笑)。

システムトレードではなくても値動きやチャートパターン、インジケーターの使い方を含め、何がどうなったら何が判断できて、それでどうするといった流れをルール化してしまうのがとても大事だと思います。

それはルール化しなくても、いろんなインジケーターやチャートの見方などを勉強し、教科書どおりのことを判断すれば良いだけなんですが、それができずにいるという原因は余計なバイアスや判断が入り、それを無にしてしまうほどの裁量トレードになったりします。

テクニカル分析は「プログラミング的思考」で

システムトレードというのはプログラミングされたトレードを自動売買するのが一般的な認識だと思いますが、手動でも一定のルールを作ってその通りに実行することで同様のトレードができるようになります。

インジケーターの組み合わせでこれとこれがこうなったらエントリー、そしてエグジットのタイミングはこのタイミングとか決め、それに則ってトレードします。

テクニカル分析は、いろんな時間足を見てトレンド方向を考えたり、高値安値、あるいはトレンドライン、サポートライン、レジスタンスラインなどを一生懸命引いたり、あるいはボリバンのアッパーラインがどうたらこうたら、一目均衡表の雲がどうたらこうたらというようなことを必死に分析します。

システムトレードはリアルタイムな流れの中でルールにはまったらその都度トレードしますが、ある意味、すでにテクニカル分析を済ませたものとも言えると思います。

その日その日のトレンドラインやサポレジ、ファンダメンタルズを意識せずに常に一定のルールでトレードするわけです。

毎日毎日、線を引いたりするめんどくさいことはしたくないので、そのめんどくささを取り除いてシステマチックにトレードしたいと思っています。

システマチックにトレードするということは予測もせず、ファンダメンタルズも気にせず、ルールにはまったらとにかくトレードします。(ただし、1時間足などで大きな流れを見たりはします。)

そして、テクニカル重視派でも分析派とシステム派がある、そんな感じだと思っています。

いずれにせよ、テクニカルだけでトレードするにはインジケーターの基本的なことを理解して、それをルールとして捉えることがシンプルで大事なことだと思います。

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