我慢我慢という言葉は何かとあれば聞く単語ですが、重要指標時のトレード方法でも普段のトレード方法でもそれは同じです。我慢できずに先走ってエントリーしたり小さく利確したり、逆に動かれて我慢できずに損切してしまったり。
相場にふりまわされっぱなしのトレードではイヤになりますよね。
今回はデイトレである程度長く持ってトレードするにはどうしたら良いかということを考えてみたいと思います。
時間的なルールを考えてみよう
テクニカルをまだうまく使いこなせてない人がデイトレードで淡々とチャートを見ていられるようにするための一番簡単な方法は時間的なルールを自分に与えることです。
たとえば、エントリー後1時間はほったらかす。これは私のマイルールにもなっています。
その間に本を読んだり、テレビを見たり、ラジオ体操したり(笑)。
「ドテンのタイミングだ!」とか、ストップにかからない限りはとにかく我慢我慢で待つようにします。(ドテンのタイミングまで待つということはそれなりにエントリールールがしっかりしたものがなければそれもできないのでエントリールールは決めている方が楽です!)
チャートをずっと見ているとしてもストップをきちんと入れて見てるだけにし、よっぽど変な動きやストップにかからない限りは1時間はほったらかしにするんです。チャートを見ているとついついエグジットしたくなるかもしれませんが、とにかく我慢です。
一日にトレンドは何回ぐらいあるのか
大きなトレンドが一日に何回ぐらいあるのか気にしたことはありますか?
下の(図1)はドル円の1時間足です。
「A」の赤い線は21EMA、「B」の白い線は5SMAです。
縦の白い点線は日付の変わり目でFX会社の取引が始まる日本の朝です。
移動平均線の方向が変わった回数はこれでなんとなく確認できると思います。
21EMAで見るとせいぜい0~2回/日、5SMAで見ると0~6回程度(このチャートでは多く見られません)。
15分足でデイトレードをする場合、だいたいは1時間足の5SMAの流れに沿って順張りトレードをするイメージです。
一度のトレードで大きく取るためには数十分、数時間待たなければいけないのはこれで理解できると思います。
つまり、5SMAで見た場合に回数が多ければレンジ相場の日ということになり、そういう日は私のルールでは連敗すること必至。なので、レンジ相場だなーと思ったら無理して手を出さない、あるいは負けを覚悟で普通にトレードすることになります。
連敗しても想定内なので連敗が続いたらその日のトレードをやめるか、トレンドが明確になったあとで押し目や戻り目を狙います。
デイトレードなら一日のトレード回数を少なめに
この流れからすると、デイトレードというスタイルでやるのであれば一日に何十回もトレードして負けてばかりいるというのは異常事態です。
初心者の頃は私もよくやらかしましたが。(笑)
コンスタントに稼げるようになってからは、私は一日のトレード回数としては多くても5~6回程度ですが、一度のエントリーで長くもてないような上下の振り幅が大きく押し目や戻り目を狙うような相場の動きではもう少し回数は増えることもあります。
一日に数度しかないトレンドを捕まえるために、余分なトレードをしていないか、よけいな(無駄)損切や利小トレードを減らすことを考えてみるのも大事なことです。
一日に数度しかないトレンドを捕まえるために何十回もヘタなトレードをするよりは(スキャルは別)、じっくりチャンスを待ってトレードする方法を考えたほうが良いと思います。
エントリー後、しばらく持てるというパターンを考えてみる。
たとえば、1時間足の短期移動平均線が反転したタイミングでエントリーしたなら、しばらくは我慢してみる、あるいは逆向きになるまでは我慢してみるとか。
1時間足、4時間足などのサポート、レジスタンスまで狙ってみるとか。
また、一日のトレード回数を決めるのも一つの考え方です。一日どれぐらい儲かったらやめるという考え方は普通にあると思いますが、トレード回数で自分を縛るのも良いと思います。
などなど、テクニカル的な手法にこだわらず、また難しいことだけを考えるのではなく、相場とどんなふうに向き合うかということを単純に考えることも大切です。
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