DMI利用時のルール

私のDMI利用時のルールについて説明させていただきます。

DMIは、ADXの一部として使われていることが一般的で、その中の2本のラインです。
+DI、-DIの線です、と言ったらわかる方もいると思います。

(図1)

上の画像(図1)は一般的なADXですが、緑色が+DI、赤色が-DI。この2本線をDMIといい、これだけを表示させて使ってます。白色がADXの線です。

+DIは上昇(買い)の強さを表し、-DIは下降(売り)の強さを表しています。つまり、+DIと-DIの位置による上下関係で買いと売りのどちらが強いかを目安にできるものです。+DIが-DIより上にあれば上昇が強く、-DIが+DIより上にあれば下降が強い、単純にそれだけです。

画像を見てもわかるとおり、MACDなどに比べたらわかりにくい部分もありますが、トレンドを見るものではないので、見方/使い方しだい、そして、慣れです(笑)。

DMIのパラメーターは16。デフォルトは14が一般的でそのままでも良いのですが、私のルールと合わせて見たとき、16の方がしっくりくるので16にしてあります。(15分足

(図2)

上の画像(図2)は実際に私が表示させているものですが、黄色い線はADXの線ではなく、RSIの線です。ADXの線は使わずDMIの2本の線とRSIを重ねて表示させてあります。

レベル線は18(白の実線)に引いてあります。これも一般的には20、22・・・とかだと思います。18にしている理由は、パラメーターを16にした分、自分なりの検証結果でしっくりきたところです。

レベル線はつい最近までは2本引いていました。18と15。
これはこれで意味があって引いていたのですが、最近は迷う原因になることが多くなったので18の一本にしました。迷う原因になってきたら即削除ですね。

この±DI線の使い方は単純でクロスし始めたら(確定後ではありません)、エントリーが基本となり、メインウィンドウにニコちゃんマークをクロスし始めで表示させるようにしてます。赤が売り、緑が買いです。

また、レベル線18の上に±DIが両方ともある時や両方とも下で動いてる時は、もみ合っていると判断し、どちらかが18以下、または18以上になるまでエントリーせず様子見の場合もあります。

様子見をするのは大きな流れから判断するときもありますし、その時のチャートの形などから判断することもあります。大きな流れは、1時間足や4時間足の形を見て判断しますが、レンジ相場であったり、値幅の狭い動きの時はニコちゃんマークが出ても様子見の場合もあります。

チャートを見てわかるようにニコちゃんマークが頻繁に出ることもあります。そんなときも様子見する場合があります。

たとえば、上のチャート(図2)は15分足のもので、ローソク足4本以内にニコちゃんが3個以上出ているときは、もみ合いという判断をしたり、強いトレンドが出ている場合の判断として、上昇トレンド中に逆に「売り(下降)」のニコちゃんが出たあと、すぐ次のローソクで「買い(上昇)」のニコちゃんが出たらエントリーするといったような使い方をするときもあります。

DMIの使い方としては、あくまでエントリーのタイミングのシグナルを見るだけのためであって、実際にエントリーするかどうかは、チャートの形やその時の状況しだいの判断になります。

メモ

私はユーロ円、ユーロドル、オージー円、オージードル、ドル円をトレードしていますが、それぞれのシグナルが出たら「ユーロ円」「ユーロドル」とか音声で鳴るように設定して、できるだけタイミングを逃さないような工夫をしました。

エントリーのタイミングで使うのが基本となりますが、ある程度、利益が出ている場合は逆のシグナルが出た時に手仕舞いするという使い方もしてます。

また、RSIやDMI、ストキャスティクスなどのように、ジグザグが多いインジケーターは好き嫌いがあると思います。
特に線で見ようとすると、すぐ下を向いたり、上を向いたりしたときに迷ったりする方もいると思います。私も初めの頃はそうでしたが、慣れることと線ではなく、点(レベル値)で見ることにより理解できるようになりました。

点で見るということは、たとえばRSIで見るときは50より上にあるのか下にあるのか、70を抜けてきたのか30を抜けてきたのか、その値がいくつなのかということを重視することでジグザクのインジケーターに慣れました。

MACDは線の傾きなどもポイントになると思うので点で見るというわけにはいかないと思いますが、値を見ることが大事ということはMACDでも同じです。

なので、私のDMIの使い方としては、レベル値が18より上にあるかないかを重視します。

さらに、+DIが18より上、且つ-DIよりも上にあるときに、+DIが上下してるときでも、-DIを見ることで楽チンなときがあります。

たとえば、(図2)の四角で囲った部分ですが、+DIはジグザグしてますが、-DIは右下がりのまま弱い状態であることがわかります。

+DIが弱くなったとしても、-DIも弱い状態であれば、そのまま買いポジションを継続して持っていれば良いという見方もします。ただし、-DIが上向きになるのが遅いときもあるのでそのへんは値動きを見て判断します。

売りの状態のときは、その逆で-DIが+DIより上にある状態で-DIがジグザグしても、+DIが右下がりのままであれば買いはまだ弱いという判断ができます。ただし、+DIが上向きになるのが遅いときもあるのでそのへんは値動きを見て判断します。

強い側だけを見るのではなく弱い側の状態も見ることで判断できるということがあります。

ちなみに、DMIもRSIなどと同じでオシレーター系のインジケーターです。RSIは基本的には買われすぎ売られすぎの状態を見れるものですが、中身としては買いの強さを表しているので、その分をDMIで補うことができます。

+DIとRSIを比べてみるとわかると思います。RSIが右上がりであれば、+DIも右上がり、RSIが右下がりであれば、+DIも右下がりというふうに似たような形になり、形全体が似ています。

日足や大きい時間足でDMIを使うのはお薦めしませんが、短時間足では使い方しだいで有効なインジケーターだと思います。

ずっとチャートを見ていることができない方には不向きです。

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